2013年8月26日月曜日

TPPでも生き残れる農家03

 生き残れる種族

 国策や貿易といった人為的なものよりも、さらに大きな地球環境という大きな力によって変化を迫られたとき、これらの対応スキルは必ず役に立つはずです。
 太古の昔、恐竜が気候変動によって絶滅したとき、生き残れたのはおもに環境の変化に上手に適応できた私たち哺乳類でした。大きく力強いものは、その分動きも鈍く細やかな対応ができません。
 狭く小さく弱い日本が生き残るには、細やかさと多様さで戦ってゆくほかないのではないでしょうか。

 最終的なリスクは全て自分に

 環境の変化を拒絶したり、環境を選択することは困難です。しかし、ある環境下での選択は個人の自由です。たとえ他人がもたらした変化だとしても、そのリスクを受けなければいけないのは最終的に自分自身です。
 また、筆者がこれまで述べてきたようにいくら知恵を絞ったとしても、それは経験の伴わない不完全な知恵です。ですから農家のみなさんやその他の関連産業に従事する方には、悔いの残らない選択をしていただきたいと思います。
 国策によってどうされるかではなく、自分たちが何をしたいのか、どのように生きたいか、何をすれば充実感を得られるかのほうが大切だと私は思っています。

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