TPP参加の国策の下におかれ国内世論が揺れています。安価な農作物が海を越えて大量にやってくることにより、価格競争に負けた結果、日本の農業が衰退していくのではという不安の声があちこちから聞こえてきます。TPP参加に対する抗議活動も続いています。
TPP参加の是非は、長い目で見る問題であり答えはすぐにでないでしょう。しかし、いずれにしても日本の農業を取り巻く環境は今後大きく変化し、それによってその都度対応を迫られることは間違いありません。
そこでこのブログでも、変化へのリスク対策、農家の生き残り策を提案させていただきたいと思います。
高くても売れる
結論から言えば「高くても売れる」農作物を作ることです。狭い日本の土地条件下では大量生産は不可能です。日本の国土を全て農地に変えたとしても、海外の大量生産の力に太刀打ちすることはほぼ不可能です。
ですから薄利多売のための大量生産の割合を減らし、高品質の農業を増やしていくべきでしょう。しかし、いっぺんに作付けを変えると逆に大きなリスクを負うことになってしまいます。
今までの作柄は主力としてとっておきまずは1~2割新しいもので利益を得ることができれば、育成や価格リスクはかなり回避できるはずです。
政府の援助も必要
そのための政府の一般農家への技術指導も必要となってきます。以前に国立農業研究所の研究者が何メールもある巨大ヘチマの変種改良に成功したと報道されたことがありました。
その研究者は、「こんなに大きなヘチマができたんですよ!」とひとりでご満悦でしたが、そんなお馬鹿研究をしている場合ではありません。国に抱えられている人間が日本の農業のために命をかけるべきときなのです。
TPP反対活動だけでなく、こうした国の高度な技術提供を意味のある方向に活かすように求めることもひとつの方法だと思います。
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